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厄落とし

こんにちは。土曜担当コバヤシです。

今年が前厄に当たる数え年24歳の私は、厄落としに行ってまいりました。
厄落としの方法は、神社に厄払いをお願いすることが一般的ですが、
私は旧家の習慣に倣って、近所の寺院(*1)にお金を置いてきました。
数え年と同額の24円を紙に包んで、そっと寺院の片隅にお金を置いてくるのです。

この「厄」ですが、これは「役」の意味をも持つと言われています。
社会的な役割です。
男性25歳(満年齢23~24歳),女性19歳(満年齢17~18歳)というのは、
厄年の概念が生まれた平安期には長子をもうける年齢に合致しますし、
時代が下れば結婚適齢期に合致し、
現在でも男性は大学卒業、女性は高校卒業の年齢にほぼ合致します。
そういった社会的役割は往々にして面倒でもありますので、
「役」と「厄」が表裏一体と言うのは、言われてみれば頷ける話です。

「ご縁がありますように」と五円玉をお賽銭に上げる習慣が根強く残っていたり、
「KIT KATS」「うカール」などの合格祈願のグッズが人気を博したりと、
現代に於いても「駄洒落」の一言で済まされてしまいそうな言葉遊び(*2)は、
日本の中で脈々と受け継がれています。
これらは単純な言葉遊びというよりも、言霊信仰に根ざした文化と見るべきです(*3)。

さて、私は昨日近所の寺院に厄を落としに行ってきたのですが、
その寺院には、極めて原始的な舞台があります。
私はその舞台の向かって右端に紙に包んだ24円を置いて来ました。
私が置いたものは「厄」そのもの。
置いた場所は舞台の向かって右側、すなわち「上手(かみて)」です。
これで少しでもアガリスクの「役者」が「上手(じょうず)」になればと思います。

厄を転じて役と為す。
駄洒落と侮ること無かれ。
言霊は、信ずれば必ず叶うもの。

2009/01/10 コバヤシ | | コメント(0)


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