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コメディユニット磯川家『レストランじゃないっ!!!』観劇

冨坂です。同世代でシチュエーションコメディの盟友(と勝手に思っている)(ぶっちゃけ人気の差は...)のコメディユニット磯川家の3ヶ月連続公演の3本目を見てきた。

コメディユニット磯川家
『レストランじゃないっ!!!~BaD by StePな一週間~
2010/9/23(木)~26(日)
池袋シアターグリーン BIG TREE

stage17153_1.jpg

レストランの一週間モノなのに、全く"お話"に落ち着いていないところに好感。
さりげなく散りばめられた伏線が、これ見よがしに回収されていくような、頭良さげな"モテ伏線"にならず、笑いにしかなっていないところが誠実。

一週間の話ということで幕を割り、時間の経過をうまく使ったネタが多く、いつもに増して気楽に見られる。
ただキャラクター寄りで破綻したネタが多いからこそ、暗転でリセットさせずに「訳わからないけど笑ってしまう」「どーでもよくなる」「箸が転げても笑う」状態になりたかった。そういう意味で一幕一場のファルスの方が似合う向きも。
せっかく無茶が積み重なって爆笑した瞬間に暗転になってしまうのが本当にもったいなく感じた。

そして個人的には、普段はそういった芝居をしない伊神忠聡(国道五十八号戦線)が、いかにもな"ドタバタ"走りで上手にハケた瞬間、ニヤニヤが止まらなかった。
今回は伊神忠聡芝居と磯川家芝居のギリギリの接点というか、国道五十八号戦線『誰も寝てはならぬ(再演)』の時の登場人物をベースに作られていたが、欲を言うなら、もっと徹底的にコメディ的な演技を抑えてでもそれゆえにコメディになっているか、もしくは完全に磯川家の文法に染まりきった中心に位置する役を見てみたかったのも事実。
ただ、Mrs.fictionsの岡野康弘のように完全にそこに位置どるのは初共演では至難の業だろうし、志水衿子(ろりえ)も苦戦しているように見えた(すいません、傍目には)ので、ある程度ベターなポジションだったのかもしれない。

「潰れかけの飲食店の一週間を描くコメディ」という時点で小林賢太郎プロデュースの『Sweet7』を想起し(ほぼコピーのオリジナル作品をいくつか小劇場演劇で観たことがある)一抹の不安がよぎったが、全くの杞憂だった。
終演後に作・演出の保木本氏に聞いたところ、初演の企画段階でSweet7を知って、被らないように意識したとのこと。
また、レストランを舞台にしながらも、全く"料理""客"の要素が無く、「売り上げを上げないと潰れる」という設定で始まりながらも、全く『頑張れベアーズ』的なダメ人間のサクセスストーリーにならない点が珍しい。そういう意味で三谷幸喜の『王様のレストラン』にも似ていない。

そもそも、本作はレストランものの何の作品にも似ていない。

最初、当日パンフレットの配役を見たときに、登場人物が苗字で紹介してあるのに対し「登場人物の人間性を見せる芝居じゃないんだから、役名を役職とかにしちゃえばいいのに」と思った。しかし、本編を見ると、むしろ役職こそどうでもよく、ハッキリ言ってこのメンバーがいれば何屋でも良いものだった。そう考えるとこの表記にも納得。

「ベタな設定をあえてやる」「オリジナリティは無いけどクオリティは高い」などと評されることもあるコメディユニット磯川家だが、そもそも設定などオマケに過ぎず、彼等がはしゃぐだけで作品が成立する時点で、彼等の公演はどこからの借り物でもなく、コメディユニット磯川家固有の表現といえるのかもしれない。

保木本氏と話していて印象的だったのが、彼もシチュエーションコメディ作品を「ファルス」と「コメディ」に分けて考えているという点。笑わせるだけの「ファルス」と、お話として見せる「コメディ」のどちらに傾くかを考えながら作っているとのこと。
そして、彼等には、徹底してファルスの方ばかりを作っていてほしいと強く思った。

2010/09/24 トミサカ | | コメント(0)

MU・ミナモザ・鵺的「視点Vol.1 Re:TRANS」観た

冨坂です。

みんな無縁の日々が今までに無く楽しくて勉強になって浮世離れしててNOフューチャーだったんで、日常に帰るのに四苦八苦しています。たぶん座組みの人みんなそうなんじゃないかと(みんな意外とあっさりしてたら凹むけど)。
(ご意見ご感想募集しております!上のリンクの口コミにでも、アガリスクのメールでも、掲示板でも、コメント欄でも!)

そんな中、ウチのすぐ次の週に同じギャラリーLEDECO4階を使うMUの、鵺的やミナモザとの合同の公演(というかMU主催のコンペティション)「視点Vol.1 Re:TRANS」を観てきました。劇団員塩原と。
片付けや休息に当てた20(月)だけ空けて21(火)にまたルデコ4階にいる感じが、もうまさにただ20日が休演日だったかのようでなんだか不思議でした。いやまぁ休演日があるほどのロングラン経験してないんですけど。二人とも。

今回、MUのハセガワアユムさんとはウチの公演前にビフォアトークさせてもらったり、そもそも公演時の印刷に使ったレーザープリンターもらったり、色々お貸ししたり、前からのお付き合い以上にチョロチョロ交流がありまして。
もちろんだからって訳じゃないんですが、「視点」は、特にMUの「無い光」は滅茶苦茶面白かったです。お世辞じゃ書けないぞ、ってぐらい熱く・恥ずかしく・無礼にレビューを書き散らかしてますので、よかったらどうぞ。我ながらレビューのタイトルが雑だなぁ。恥ずかしい。直そうかしら。


(以下、CoRich転載)
「新しい合同公演。中身は傑作揃い」

stage16208_1.jpg

「視点Vol.1 Re:TRANS」
MU・ミナモザ・鵺的
9/21(火)~26(日)
渋谷ギャラリーLEDECO 4F

最初はタイトルと副題と団体名の多さから正確に理解していなかったが、「視点」というコンペティションシリーズの、「Re:TRANS」がテーマの興行とのこと。

合同公演といっても、劇作をする1ユニットが主催者になり、投票も行い賞を設けるコンペティション形式、ということでどういうものになるのか気になっていた。もしや新しい公演形態の走りになるのではないか、という期待も含めて。
公演の形態としての是非は、結果発表を含めてなので追いながら見守り、勉強させてもらおうと思うが、こと内容に関しては初日から紛れもなく傑作揃いだった。

狙ってなのか偶然なのか不明だが、共通で扱われるモチーフである「心の傷」だけでなく、ミナモザ→鵺的→MUという順番含めて、非常に統一感のあるイベントで、見る際のテンションにも合っていて心地よかった。


(以下ネタバレ)


ミナモザ『スプリー』は、翻弄される主人公(男)はもとより、愛しすぎるがゆえに屈折した表現をしてしまう女医の狂気が良い感じにデフォルメされていて、軽妙なやり取りが一つのコメディとしてすごく面白かった。
だが、前半が一気にコント寄りのコミュニケーションに振り切れた結果、終盤の男が「罪」と「赦し」の語りに入る瞬間の違和感・段差のようなものが気になってしまった。一瞬そういうギャグなのか?と疑ってしまう感もあった。
余談だが、昨年上演された際にチラシで衝撃を受けたものの観られず気になっていた『エモーショナルレイバー』の再演の仮チラシを見て「エモーショナルレイバー」の意味を知り、俄然興味が沸いた。このテーマを、この設定で、この会話で見せてくれるなら、と期待が高まる。

MU『無い光』は、いろいろな物を実名出してディスるし、平気でシャブ吸うし、終盤はスピリチュアルなものを否定して切って捨てる結論に至りながらも、やはり最終的に作品を貫くのはハセガワアユム氏のヒューマニズムであり優しさ。
「『光』なんて無い」と言い切る後藤(ライター)のスタンスや、その姿から描かれる「人と人の関係性こそが希望である」という結論が嬉しいし安心できる。
また、後藤が、自分の作品(記事)でもって愛しい人物の個人的な問題を救おうとする姿勢は、あまりに甘く・恥ずかしく・臭いながらも、創作者なら誰もが夢見る希望だったりするので、そこを惜しげもなく出してくるところが心憎い。

以前、MUに対する劇評で「やはり僕はMUの演技スタイルは、描こうとしているものの実直さに対してコミカル過ぎると言うか、親切過ぎる印象を抱いている」(DULL-COLORED POPの谷賢一氏)というものを見て、自分も「うん、たしかにそれはそうかも」と思っていたが、今回は切実なテーマとコミカルなやり取りが「甘いけど憧れちゃう優しい結論」によって結実しているように見えて、MUのスタイルの意味がハッキリと伝わった。こういうことだったんですね。

なので、もちろんMUの全作品を見ているわけではないが、自分の観たMU作品では最も好きだった。
確かに3作品のトリに位置しているし、休憩も挟むし、前2作品を受けて~のような脚本ではあるものの、それを差っ引いても一つの短編作品として素敵だった。自分は1位に(なるっぽく)投票した。

そして、非常に僭越で勝手ながらも「パンクな姿勢」と「人への優しさ」という両面こそ、劇場でお話させて頂いても文章を読んでも感じる、まさにハセガワアユム氏の姿そのものじゃないか、とも思ってしまった。


投票の仕方について少し言わせてもらうと、劇団ごとに投票する欄で、各劇団に三項目の中で一つずつ丸をつけるというのが選びづらかった。三部門についてそれぞれ劇団名を書かせるスタイルの方が選び易いし勝負っぽくなるのでは、と思った

2010/09/23 トミサカ | | コメント(0)

『みんなのへや/無縁バター』終了いたしました

アガリスクエンターテイメント『みんなのへや/無縁バター』は全日程を無事終了いたしました。

中編二本立てという各作品の長さや、劇場ではなくギャラリーでの上演ではありましたが、たくさんのお客様にご来場いただき、ご好評も頂き、"番外公演""企画公演"ではなく、アガリスクエンターテイメントの代表作の一つになれたような気がします。

もっとも、両作品とも話そのものや見せ方など、何かしら挑戦や実験を抱えていた芝居だったので、ご意見・ご質問・お叱りetcも頂いております。
公演についての振り返りは、公演前のようにまとめてブログ上に企画として発表していきたいと思います。

ひとまずは終演のご報告とご来場の御礼まで!
ご来場いただいたお客様、ご協力いただいた皆様、web上の企画をご覧頂いた方々も、皆様誠にありがとうございました!


アガリスクエンターテイメント 主宰・脚本・演出 冨坂友

2010/09/20 トミサカ | | コメント(0)

【残席情報】『みんなのへや/無縁バター』

コバヤシです。

大好評を戴いている(幸いにも嘘じゃないです)Aga-risk Entertainment第13回公演「みんなのへや/無縁バター」ですが、9ステ中6ステが終了致しました。あと明日二ステと、明後日一ステのみ。早いものですね。

今日は高校の同級生が突然来てくれたりしました。お客様に来て頂けるのはどちら様でもうれしいものですが、「ネットで偶然見つけたよ!」なんて、旧友が尋ねてくれるのは更にうれしいものでした。

さてさて、以下最新の空席情報をお送り致します。

アガリスクエンターテイメント第13回公演
『みんなのへや/無縁バター』
【日時】2010年9月14日(火)~9月19(日)
【会場】渋谷Gallery LEDECO 4F
【料金】前売(事前精算)1,800円 前売(当日精算)2,000円 当日2,200円

[◎:余裕あり ○:まだ可能  △:残りわずか ▲:極少 ×:満席]
14(火)19:30 終了
15(水)14:30 終了
    19:30 終了
16(木)19:30 終了
17(金)14:30 終了
    19:30 終了
18(土)14:30 ▲
    19:30 ○
19(日)14:30 △

残り三ステ、是非皆様に観ていただきたい作品に仕上がって居ますのでお越し下さい!
各回当日券ございます!

2010/09/18 コバヤシ | | コメント(0)

【残席情報】『みんなのへや/無縁バター』

コバヤシです。

本日二日目、大変ありがたいことに昼夜二公演とも満席でした。やったね!
明日も一ステージのみですが、既に満席となっております。やったね!
これ以降も予約がガンガン伸びておりますので、空席ありがちでもお早目のご予約を!やっちゃえ!

以下最新の空席情報をお送り致します。

アガリスクエンターテイメント第13回公演
『みんなのへや/無縁バター』
【日時】2010年9月14日(火)~9月19(日)
【会場】渋谷Gallery LEDECO 4F
【料金】前売(事前精算)1,800円 前売(当日精算)2,000円 当日2,200円
※平日昼公演[15(水)17(金)の14:30]は昼ギャザあり。その回にご来場のお客様10名様につき100円の割合で、皆様にキャッシュバックいたします(最大300円)。

[◎:余裕あり ○:まだ可能  △:残りわずか ▲:極少 ×:満席]
14(火)19:30 終了
15(水)14:30 終了
    19:30 終了
16(木)19:30 ×
17(金)14:30 ○
    19:30 ○
18(土)14:30 ▲
    19:30 ○
19(日)14:30 ○

ご予約はhttps://ticket.corich.jp/stage/apply.php?sid=21009

2010/09/16 コバヤシ | | コメント(0)

【残席情報】『みんなのへや/無縁バター』

コバヤシです。
Aga-risk Entertainment第13回公演、「みんなのへや/無縁バター」本日初日でした!
ありがたいことにチケットもグングン売れて来ています。
空席多い回でも、劇場自体が狭い関係上、いつ売り切れてもおかしくない感じなので、ご予約はお早めにお願い致します。

最新の空席情報をお送り致します。

アガリスクエンターテイメント第13回公演
『みんなのへや/無縁バター』
【日時】2010年9月14日(火)~9月19(日)
【会場】渋谷Gallery LEDECO 4F
【料金】前売(事前精算)1,800円 前売(当日精算)2,000円 当日2,200円
※平日昼公演[15(水)17(金)の14:30]は昼ギャザあり。その回にご来場のお客様10名様につき100円の割合で、皆様にキャッシュバックいたします(最大300円)。

[◎:余裕あり ○:まだ可能  △:残りわずか ▲:極少 ×:満席]
14(火)19:30 終了
15(水)14:30 ×
    19:30 ▲
16(木)19:30 △
17(金)14:30 ○
    19:30 ○
18(土)14:30 ▲
    19:30 ◎
19(日)14:30 ○

ご予約はhttps://ticket.corich.jp/stage/apply.php?sid=21009

2010/09/15 コバヤシ | | コメント(0)

『無縁バター』出演者紹介【望月 編】

【望月雅行】:岩尾 で出演
劇団バルド
栃木県出身 A型 170cm

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[人物]
"北関東のディカプリオ""悲しみの貴公子"と言われるマジの実力者。なんかもう正統派に芝居が上手い。今回の座組で最年長。
実年齢とは思えない、信じられない肌を持つ"恐るべき30代"。
ちなみにこの写真は海賊役の衣装とかじゃなくて私服と言うか稽古着。

[キャスティングの経緯]
ワークショップオーディションにて、某有名傑作二人芝居(喜劇)の抜粋をテキストにやってもらったら、抜群に上手くてそのまま帰りにオファー。日常のトーンのままコメディに持っていく滑らかさが素敵。
一般的には「いないだろ」「コントだろ」ってなる借金取りの役を、いかにフィクション過ぎないレベルでやるか、それで笑いを取るか、でキャスティング。

[稽古場にて]
基本的に演出意図をサックリ理解してくれてササッと実現してくれる。アドリブは基本的にそんなにしないが、止めた瞬間にポロッと言う一言が面白いので大抵そのまま台詞に組み込まれる。
基本的にすごく紳士的なんだけど、ふと見るとよく女性をハグしている。ちょい強引めに。

[過去出演作品]
シンクロナイズプロデュース「最初で最後の晩餐」等4本
グラビティRプロデュース「左右吉・日」等2本
東京イボンヌ「シューマンに関すること」
劇団銀石「リチャード・イーター」
ほか

2010/09/14 トミサカ | | コメント(0)

『無縁バター』出演者紹介【坂本 編】

【坂本葉月】:娘 で出演
東海大学演劇研究会
東京都出身 O型 148cm

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[人物]
今回の座組で最年少。
高校時代にアフレコのサークルに所属していた際に、FLASHアニメ経由でアガリスクエンターテイメントと知り合う。だから実は初出演だけどかなり長いお付き合い。ずっと見てくれてた。
なんとなく出演者陣の中で妹のような扱いで、本人も少年のような雰囲気でいるけど、さりげなくアガリスクの恥ずかしい過去を握っている。

[キャスティングの経緯]
大学で本格的に芝居をはじめ、今回のワークショップに参加してくれた。
その小柄で少年のような印象と、あとは意外とコメディっぽいトーンが自然と出来る部分で、(戸田の)娘役でキャスティング。
実は最初は成人していて社会人の設定だったが、外部出演で稽古場を空けているときにいつのまにか中学生役になっていた。

[稽古場にて]
アガリスクの好むトーンをかなり理解したうえで投げてきてくれるのと、最早そうとしか見えなくなってきた中学生役のハマりっぷりが魅力。
特に無縁バターは人数的にもシーン的にも男性比率が高く、しかも劇中で中学生役をやっているのも相まって、かなり年下の妹に接するような変なテンションで絡まれている。
徐々に「可愛い最年少の女の子」像の化けの皮が剥がれてきて良い感じ。

[過去出演作品]
東海大学演劇研究会で多数

2010/09/14 トミサカ | | コメント(0)

【残席情報】『みんなのへや/無縁バター』【9/13現在】

『みんなのへや/無縁バター』の残席情報をお知らせ致します。随時更新していきます。

アガリスクエンターテイメント第13回公演
『みんなのへや/無縁バター』
【日時】2010年9月14日(火)~9月19(日)
【会場】渋谷Gallery LEDECO 4F
【料金】前売(事前精算)1,800円 前売(当日精算)2,000円 当日2,200円
※平日昼公演[15(水)17(金)の14:30]は昼ギャザあり。その回にご来場のお客様10名様につき100円の割合で、皆様にキャッシュバックいたします(最大300円)。

[◎:余裕あり ○:まだ可能  △:残りわずか ▲:極少]
14(火)19:30 ▲
15(水)14:30 ▲
    19:30 ○
16(木)19:30 ○
17(金)14:30 ○
    19:30 ○
18(土)14:30 ▲
    19:30 ◎
19(日)14:30 ○

今回はギャラリーでの公演につき、一回のステージの席数が大変少なくなっております。ご希望の回がすぐに売り切れる可能性もございますので、お早めのご予約をお願い申し上げます。


2010/09/13 トミサカ | | コメント(0)

『無縁バター』出演者紹介【甲田 編】

【甲田守】:御手洗 で出演
フリー
大阪府出身 B型 180cm

100907_2119~01.JPGのサムネール画像

[人物]
千葉大の落ち研やお笑いサークル出身でアガリスク経由東京乾電池養成所経由でアガリスクには久しぶりの出演。
当時の高座名の"ネコソギ"が愛称。
経歴に似合わず真面目で物腰が柔らかい好青年。はんにゃの金田似で(より格好いいんじゃないかと思う)だが本人はもっと男らしい感じになりたいとかなりたくないとか。
岡村隆史(ナインティナイン)と吉岡聖恵(いきものがかり)が好きで、好みのタイプは"面白い女子"。
写真のポーズは完全に空元気。

[キャスティングの経緯]
どこからどうみても好青年な印象で真面目な不動産屋にキャスティング。
あとは以前「バラシのよるに」「人質に元カノ」に出てもらい、そのいじられっぷりと、感情を露にするときの豹変っぷりで活躍したので、今回は淡々とした話でいかに絡んでいくか、期待を込めて。

[稽古場にて]
思いつきや脱線を挟みながら、台本に書き起こせないグルーヴを作る『無縁バター』の方向性に苦戦していたが、ようやく淺越・七樹と共に乗り始める。
"気まずさを解消するため"など、芝居上で行うひょうきんな言動のとき似合わなさ・空虚さが完璧。
真剣な顔が、いつも虚空を見ているかウケを狙っているかに見えて、共演者が笑って稽古が止まる。パーティアタック。

[過去出演作品]
アガリスクエンターテイメント「バラシのよるに」「人質の元カノ」
東京乾電池×ノックアウト アクターズ・ラボ卒業公演 「海辺のバカ」
小野光洋監督作品多数
ほか


2010/09/11 トミサカ | | コメント(0)

『無縁バター』出演者紹介【七樹 編】

【七樹禄】:作業員 で出演
アガリスクエンターテイメント アシスタント(準劇団員)
千葉県出身 A型 170cm

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[人物]
アガリスクエンターテイメントの準劇団員。
地元のスナックで働いていた経験で料理が得意。辞めて酒を飲まなくなってから半年で体重が100kg台→60kg台まで落ちた。
見た目が異常に老けているが21歳と結構若め。

[キャスティングの経緯]
その特徴的なまでに肉体労働してそうな外見と、キツい仕事してそうな社会人感。
昔習っていた芝居のタイプなのか、熱量!みたいな芝居をする傾向にあったので、あえて地味で生々しい『無縁バター』の方にキャスティング。

[稽古場にて]
ミザンス(芝居の動きとか立ち位置とか段取りとか)をしっかり定義せずに、台詞も流動的で、掛け合いの一体感・弾けて混ざる感を重視した『無縁バター』の不定形コメディっぷりに苦戦。最近は淺越・甲田との息も合ってきて混ざってきている。
よくタンクトップを着てくるが、シルエットがガイルみたいになってる。

[過去出演作品]
アガリスクエンターテイメント「死チュエーションコメディ」「余命1時間の花嫁」
一人芝居ナイト
ほか

2010/09/11 トミサカ | | コメント(0)

『無縁バター』出演者紹介【淺越 編】

【淺越岳人】:作業員 で出演
アガリスクエンターテイメント メンバー(劇団員)
千葉県出身 O型 167cm 

100907_2115~03.JPG

[人物]
アガリスクエンターテイメントの正メンバー(6人ぐらいしかいない)の中の二人しかいない役者の片割れ。
映画好きでロック好きでSF好きの(映画秘宝)アメリカ型オタクのボンクラ男子。小説好きで吹奏楽経験ある歩くウィキペディア。

[キャスティングの経緯]
メンバーで「役者・スタッフ」を超えてアガリスクの作品作りに欠かせない基本単位の一角だし、本人的にも肉親の孤独死跡の清掃を行った経験を持つということで『無縁バター』にキャスティング

[稽古場にて]
基本的に、作品単位やシーン単位で演技を考える役者。
今までは役者らしい熱量や感性を持たず「天才的なタイミング...ッ!」だけで話をつつがなく進行させるのを役割としていたが、今回あたりからは「化ける」「別の人間を演じきる」のは狙わないものの、役者個人としての自分の居方・充実っぷりを意識し始めてる。
最近の課題は「いかに化けずに見せ物になりえるか」だとか。

[過去出演作品]
アガリスクエンターテイメント全作品
シネマウントフィルムパーティー作品多数

2010/09/11 トミサカ | | コメント(0)

『みんなのへや/無縁バター』アフタートーク情報!

【全ステージアフタートークの実施について】

『みんなのへや/無縁バター』では、全9ステージの全ての回の終演後にミニ・アフタートークを開催いたします。
(アフタートークとは一般的に本編終演後にご希望の方にお席に残っていただき舞台上で関係者が色々な話をするものです)

今回全ステージやるのはある種「予め行う日を発表できなかったから」って説もあるんですが、それ以上に、作っているうちに「お客様の質問に答えたい」「聞きたい人には裏話や作品製作のアレコレも話したい」という公演になってきたからです。

基本的に、脚本演出の冨坂と、ニ作品それぞれの出演者で劇団員の塩原・淺越の3人で簡単に話した上で、お客様のご質問やご意見にお答えするのをメインにする予定です。

9/16(木)の19:30の回のみ、出演者(客演)矢吹ジャンプ氏の所属劇団ファルスシアターの主宰で演出家の遠藤隆之介氏をお迎えして、『みんなのへや』の試みの是非やシチュエーションコメディの形式についてお話頂きます。

9/19(日)の14:30の回(千秋楽)終演後は、冨坂・淺越・塩原の三人で、舞台面の装飾を剥がしながら「反省会」と称して公演を振り返ります。コアな話をお聞きになりたい方は是非に!

今回は「みんな」と「孤独」の対比をコンセプトにしつつも、アガリスクの「シチュエーションコメディの研究」と「屁理屈コメディ」の両軸の両端を攻めるような実験気味公演ですので、ぜひ創作秘話をお聞きになって、色々な質問やご意見をぶつけていただければと思います。

【アフタートークスケジュール】
14(火) 19:30 ふつう(冨坂・淺越・塩原)
15(水) 14:30 ふつう
     19:30 ふつう
16(木) 19:30 遠藤隆之介氏
17(金) 14:30 ふつう
     19:30 ふつう
18(土) 14:30 ふつう
     19:30 ふつう
19(日) 14:30 反省会(冨坂・淺越・塩原)

2010/09/09 トミサカ | | コメント(0)

『みんなのへや』出演者紹介【宮原 編】

【宮原知子】:"大家"役で『みんなのへや/無縁バター』両作品に出演
アガリスクエンターテイメント アシスタント(準劇団員)
鹿児島県出身 O型 149cm

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[人物]
ショタコン且つBL好きで漫画家志望兼役者の謎肩書き。
いわゆる"イタい女子"を乗り越え、そこを客観視した視点を持つのが信頼できるが、未だにそこら辺への同属嫌悪が拭いきれないっぽい。
中嶋みゆきと田中真弓(クリリン、パズーetc)のモノマネが上手い。芝居より。

[キャスティングの経緯]
基本的に明確なタスクを与えない方が生きる"だらしない身体性"と、予想外の演技プランを生かすべく、出番は少ないがフリーになれるところに配置。
結果、奇しくも両作品に出演することに。看板女優的キャスティングでは決して無い。

[稽古場にて]
登場人物としての振る舞い以外の、舞台を進行させる為の「これをこっちに」「このタイミングで」などのオペ的な演技が全然出来ない。
何も考えずに発するときの芝居の地に足のついた感じと、細かいけれど絶対に思いつき得ない発想の所作のチョイス(ほぼミス)が魅力っちゃあ魅力。
いつもお腹が空いている。

[過去出演作品]
アガリスクエンターテイメント「ゴーストアクターズ」以降全作品

2010/09/07 トミサカ | | コメント(0)

『みんなのへや』出演者紹介【千代原 編】

【千代原徳昭】:賢一(浮気相手) で出演
劇団創芸
群馬県出身 O型 174cm

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[人物]
"教師の劇団"創芸の若手役者。
老若男女に好かれる真面目で誠実な好青年風だが下ネタがえげつない。
オシリスの アヌビスを ホルス神。

[キャスティングの経緯]
アガリスク前々回公演『余命1時間の花嫁』で出演してもらい、その真面目すぎる滑稽さを他でも生かしてみたくてオファー。

[稽古場にて]
彼特有の、大仰過ぎる真面目でフルスイングな芝居と、『みんなのへや』のようなシチュエーションコメディの"勘違い"の親和性が半端なく高い。
芝居をする上で「キメればキメるほど空っぽに見える(最高に褒め言葉)」
稽古着がさりげなくアニメ関連のTシャツ。全部が。

[過去出演作品]
創芸「群青、夏へんろ」より全ての公演
アガリスクエンターテイメント「余命1時間の花嫁」
ほか

2010/09/07 トミサカ | | コメント(0)

『みんなのへや』出演者紹介【邸木 編】

【邸木ユカ】:優子(彼女) で出演
フリー
東京都出身 A型 165cm

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[人物]
大学時代に筑波で牙を研ぎ、就職するも脱サラして小劇場演劇シーンに復帰。
落ち着いた見た目から年上の女性役にキャスティングされることが多い"さそり座の女"。
多分、最近流行の「マキシ丈ワンピ」とやらが最も似合う。流行り関係なくずっと着てそう。

[キャスティングの経緯]
以前アガリスクも参加したシアターグリーン学生芸術祭Vol2での印象と、劇団銀石や劇団海賊ハイジャックでのシュっとしたいわゆる"女性らしい"立ち姿からオファー。その第一印象だからこそ出来て、その第一印象を崩す役をやってもらおうかと。

[稽古場にて]
コメディ初挑戦と言いつつ、(多分)考え方や見せ方の具体性が"真面目に演じるテイでおかしくなっていく"というこういったコメディの性質にすごく合っている。本人も意識していないだろうけど。
大人の女性らしい見た目ゆえ、困っている様や焦っている様がよりマヌケに映る。

[過去出演作品]
劇団銀石「復讐回帰」
劇団海賊ハイジャック「ZyklonB」
ほか

2010/09/07 トミサカ | | コメント(0)

『みんなのへや』出演者紹介【矢吹ジャンプ 編】

【矢吹ジャンプ】:泥棒 で出演
ファルスシアター
東京都出身 O型 158cm

100823_2110~01.JPG

[人物]
シチュエーションコメディ劇団ファルスシアター出身の喜劇役者。
柔和な性格とそれに似合う丸い見た目で愛されるがちょっととんでもない実力者。
かなりの連続ドラマウォッチャー。

[キャスティングの経緯]
アガリスク前々回公演「余命1時間の花嫁」で出演していただいた際に、「今度はガチのシチュエーションコメディやりましょう」と話していて。
今回は見せ方が変わっている分、ベタにストレートにこのジャンルを体現できる実力者を、と思いオファー。

[稽古場にて]
一見すると海外コメディの吹き替えのような芝居に見えるが、このジャンルにおける知識と引き出しの多さ・そこから来る安定感が抜群。
その慣れが若干崩れたときの慌てふためくぐらいの"荒れ球"が素敵。
ウォーミングアップ時のシアターゲーム等が極端に苦手。

[過去出演作品]
ファルスシアター「コート・イン・ザ・ネット」よりほぼ全公演
ぴかりこ注意報「価値勝ち山」
ぴかりこ注意報「シンデレラ」
アガリスクエンターテイメント「余命1時間の花嫁一時間の花嫁」
ほか

2010/09/07 トミサカ | | コメント(0)

『みんなのへや』出演者紹介【大久保 編】

間が開いてしまいましたが、出演者紹介続き。


【大久保千晴】:ストーカー で出演
リリィ座★
福島県出身 A型 155cm

100823_2114~01.JPGのサムネール画像

[人物]
ボンヤリしたものを好む(たぶん)謙虚系ホンワカ癒し担当だけど、芝居すると今回の座組みで一番怪人。
所属劇団プロフィール曰く、こける芝居をさせたらナンバーワンの実力、とのこと。

[キャスティングの経緯]
今回公演の仮チラシを見て「かわいい」とワークショップを受けに来てくれたところ(その時点でちょっと常人ならぬ感性を感じる)を、「女の子らしくなるほど面白さが増してくる!」と驚いて熱烈オファー。

[稽古場にて]
冒頭の登場シーンでは見学者含め稽古場が釘付けになる。
でもたぶん本人は真面目に真っ当にやってるだけ、ってのがまた強烈。
今回の"ストーカー"という役は普通にやったら目立たないので、かなり大久保さんのスタイルに依存して成立してる部分も。

[過去出演作品]
リリィ座★全公演
3×6バミッターズ「かさぶためくり」
JAM SESSHON.5「危機一髪!」
GUCCI&BOCCI「LA.TATAN」
ボクキエダモノ「ロンクアイランドアイスティー」
ほか


2010/09/07 トミサカ | | コメント(0)

『みんな/無縁』インタビューその1&台本公開&その2

『みんなのへや/無縁バター』に関して、出演する淺越(劇団員)が脚本演出の冨坂(劇団主宰)にインタビューするっていう半自作自演企画の「セルフインタビューその1」「その2」と、その間に公開していた『みんなのへや』台本の情報をまとめます。

①「『みんなのへや/無縁バター』セルフインタビューその1」を読む
  こちらからどうぞ
文字化けも修正しました。

②「『みんなのへや』台本公開しています」を読む(PDF)
  こちらからどうぞ
結構長いですし、実はもう最近の稽古で若干変わっているんですがペラペラと...

③「『みんなのへや/無縁バター』セルフインタビューその2」を読む
  こちらからどうぞ
その1よりも長めで踏み込み気味っす。

④『みんなのへや/無縁バター』予約!
  こちらからどうぞ
会場が狭いので、人気の回はけっこうすぐ無くなります。今なら意外と前半の夜がオススメ!

こんな流れでご覧いただくと、より作品をお楽しみいただけるのではないかと思います。よろしかったらお試しください。
どれだけWeb上にデータを上げようと、やはりそれは会場で本編をご覧いただくためのもの。そんな演劇という表現ですが、だからこそ足を運んでいただけるための色々な情報を公開していきたいと思いますので。

出演者・スタッフ一同、皆様のご来場を心よりお待ちしております。


⑤【番外編】「CoRich!舞台芸術」に応援コメントをよせる
  こちらからどうぞ
様々な演劇情報の掲載された情報・レビューサイトに、応援のコメントを寄せていただけると、とんでもなく嬉しいです。

2010/09/06 トミサカ | | コメント(0)

「みんなのへや/無縁バター」セルフインタビューその2

「芝居は閉鎖的だ!演劇作品について作者はもっと語るべきだ!」と叫んでみても、誰も聞いてくれないから自演対談。コメディ台本作家兼コメディ演出家、冨坂友と文芸助手兼演出助手兼出演する浅越岳人が本気で自作解題。新作公演の着想から目論見まで、これを読めば「みんなのへや/無縁バター」が10倍楽しめる!!
「みんなのへや/無縁バター」脚本・演出 冨坂友へのインタビュー 聞き手:浅越岳人


・無縁バター

浅越(以下A) 「無縁バター」は話しづらくてさ。俺が出てるってのもあるし、サスペンス的な部分もあって中身に触れにくいのもあるし。とりあえず、どういうところから発想が来たのかって話から探ろうと思う。
冨坂(以下T) 実は興味を持ったのは「みんなのへや」より古くて。前回公演のときくらいに、「無縁社会」をテレビで見て。
A NHKのドキュメンタリーね。
T それ以降雑誌とか新聞でも「孤独死」っていうのが取り上げられるようになって、すごいドラマのある現場だな、と。あとそれこそ、浅越がそういう経験した、て話があって。
A ああ、去年の暮れに、北海道で一人暮らししていた祖父が死んで。現場で遺品の片づけをしに行って。
T リアル「無縁バター」。
A リアルっつーか。実際死体が少し溶けて汁残ってたけど。
T ていうのもあって。なんだかアンタッチャブルだけどドラマがありそうな、危ないもの・怖いものへの興味・好奇心、もしくはそういうものにドラマを求めてしまう野次馬根性はやっぱりあって。あとそういった話をどこまで「お話」として語れるのか、そろそろ試してみたい。
A シチュエーションコメディの文法でずっと書いてきて、その縛りを一回外してあげて、なにを書きうるか。
T 「孤独」とかのテーマに関しての、「物語」をそろそろ作ってみよう、と。脚本として。
A 一言でいうと、「無縁バター」はどういう話?
T 孤独死した男の部屋で、ある重大なものが見つかる話。簡単に言うと、孤独死した男の遺品と腐乱死体を片づける「特殊清掃」の男たちと、不動産屋が部屋を片づけていく、ていう。
A モノを片づけていくことで、それに突っ込んでいく「片付けコメディ」の要素に、新たなモノが見つかって状況が変わっていって、て筋立て。そういう意味では想像はしやすいかな、と思うんだけど。
T 中身があるからね。


・無縁バターはブラックか?

A コンセプトとして俺は、死体という不可侵な・忌まれているものとコメディ、まあ俺はそんなに遠くないと思っているんだけど、そういう「暗いもの・不快なもの」と「明るい・楽しいもの」をどう見せていくか、ていうところだと思っていて。その一つの方向として、ブラックコメディがあると思うんだけど。
T 死体を操る、とかね。
A もっというとスプラッター映画の楽しさ。首が飛んでゴロン、血がブシュー、キャーってところで笑う。そういうものとは違うの?
T うーん、違い、ますね。
A 死人はバカにしてるけど。
T バカにしてるね。
A 前々から冨坂は「ブラック」なものを避けている、みたいなこと言っていたんだけど、これは違うの?
T これは俺が避けていたブラックとどう違うのか、てこと?、、、不快さを笑っていないってことかなあ。タブーであることを笑っているわけじゃなくて、「亡くなった人を悪く言うな」には思いっ切り反しているんだけど、それは死んだことの不快さを笑っているのではなくて。死じゃなくて、死んでいて腐っているだけで、生きている時のダメ人間に対する突っ込み。ブラックが嫌っていう人は不快であることを笑う、ていうそこが嫌なんじゃないかと思うんだけど。俺はそこ得意じゃないし。
A うーん、「死」そのものを笑っているわけじゃなくて、死んだことによって浮かび上がるその人の生き方みたいなモノを笑っている。だからもしかすると片付けている部屋の持ち主が死んでいるんじゃなくて、ただ出かけているだけでも、笑いの質は変わらないのかも。そういうこと?
T うん、死ぬ、ていう不幸なことを笑っているんじゃなくて、生きている間のダメなことを笑っているから。


・孤独死という現象

A もう一つ聞きたいのが、この作品はそこに迫る物語だから、話せる範囲でいいんだけど、「孤独死」をどう捉えているか、ってことなんだけど。
T 何とかしなきゃいけない、大変だなあ、ていう社会問題と野次馬根性。それだけで、自分がするって言う恐怖がない。いや、自分がしないって思っているんじゃなくて、する可能性は十分あるんだけど、別に怖くはない。
A 俺はすごい怖いけどね。
T  なにが怖いのかがわからない。死ぬときにどうか、ていうのが全然気にならない。だからほんとに野次馬根性。それからどれだけ調べても、何冊本読んでも、孤独死自体には共感できなかった。同情はするけども、共感はできなかった。生きている間どうだったか、とか後悔の中死ぬ、とかはわかるけど。
A そういう人間が書く孤独死の話が面白いかどうか、てことだよね。
T そこが難しいところ。
A そういう孤独死への視点、そういうものは反映されている?
T そう、ですね。がっつり出てます。孤独死って、どういうものなんだろうね、ていう。


・みんなのへや/無縁バター

A 俺はこの二本の手法はアガリスクの二本柱だと思っているわけね、必殺技の。
T うん、作り方として、明確な両面を追求した二本立て。芝居のテンションとか、目線とかも。
A 観るときのお客さんのモードも。
T あと、シチュエーションコメディという言葉の持つ二面性みたいなものも表れていて。これ偶然。「みんなのへや」は相関図とかフレームの面白さで、「無縁バター」
は特殊な状況を覗き見するって言う面白さで。その極端な部分。
A  これは意識していないの?
T  二本の毛色の違う作品をやるんだろうなあ、て両サイドを突き詰めて書いていったら自然とシチェーションコメディの範疇に収まってしまった。
A  それはもうシチェーションコメディとしてしかものを作れない、てことだね。つまり、「みんなのへや」はシチュエーションコメディの骨組み・システムの面白さに焦点があって、対して「無縁バター」はその場面設定・状況、つまりシチュエーション自体の面白さを語っているものです、と。
T  だから、アガリスクの、冨坂友の現時点での書き方・作り方っていうものを両側から攻めている作品になりました。
A  たぶん今までのどの作品より方法論的な冒険はあるよね。
T  わりとラジカルめな。、、、「わりとラジカルめ」っていうこの尖ってなさ(笑)。
A  それはいい言葉だな。「みんなのへや/無縁バター」は、「わりとラジカルめ」な作品です、と。
 

2010/09/06 トミサカ | | コメント(0)

『みんなのへや/無縁バター』稽古場その3


『みんなのへや』稽古中。
線だけで書かれた今回の舞台。
と、それを横切る出演者大久保さん(疾風)

2010/09/03 ケータイ | | コメント(0)

『みんなのへや』台本公開しています。

脚本演出の冨坂です。

『みんなのへや/無縁バター』の脚本を公開しています。

台本『みんなのへや』

経緯とか狙いとかは以前のブログとか公開ページの説明書きで散々言ったんですが、
   話バラすから見せ方見に来てね
ってことです。気に入ったらマジで早めにご予約ご連絡下さいませ。今回、回数はちょっと多いけど席数マジ少ないっす。

予約フォーム

「見せ方」云々言ったわりに、昨日流してやってみたら意外と普通だった問題とか、もう早速台本上の変更点が出てきた問題とかありますが、是非ご覧下さい。

2010/09/02 トミサカ | | コメント(0)

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