沈ゆうこ退団のお知らせ

先日から予告という形でお伝えしておりましたが、本日8月31日をもって劇団員の沈ゆうこがアガリスクエンターテイメントを退団いたします。

思えば沈とは2011年3月に大変な状況のなかで行った『大空襲イヴ』という公演から活動を共にしており(当時は客演で別名義でしたが)、7年間14公演くらい、短編含めた作品数で言えばちょっと数えるのが大変なくらい一緒に作品を作ってきました。
劇団員5人体制の期間が長く、そのなかでは一番後に入ったので、古株感を感じておりませんでしたが、よくよく考えれば十分に古株で、変化の多かった時期のアガリスクエンターテイメントを支えてくれた立役者の一人でした。

詳しくは本人のコメントをお読み頂ければと思いますが、「一つの公演に参加する」だけでなく「劇団」というものは、形が有るようで無いもので、面白がるものや作品作りの姿勢でしかないものだと思います。
なので、もちろん劇団としては痛手だし惜しいとも思いますが、そこは堪えて送り出そうと思います。

なお、劇団からは離れますが、今後も小劇場を中心に演劇活動を継続していくとのことです。
ご愛顧いただいた皆様におかれましては、引き続きご支援を賜れれば幸いです。

沈ゆうこ、アガリスクエンターテイメントを今後ともよろしくお願いします。

アガリスクエンターテイメント 主宰
冨坂友

いつもアガリスクエンターテイメントを応援してくださるみなさまへ(沈ゆうこ より)

ついにこの日がやって参りました、6月末に退団発表してから約一ヶ月、本日を持ちまして私沈ゆうこはアガリスクエンターテイメントを退団します。

この事前に言うシステムいいですね、いろんな準備が出来るというか、6月退団発表したときはまだ心境ぐちゃぐちゃだったんですけど、今は引越し前のきれいに片付いた部屋を見ているような気分です。なにもない。
片付いた部屋を見て改めて思うのはメンバーと面白いと思えることがだんだん共有できなくなっていたなあということでした。
作品というより作品作りに対する姿勢、もうこの水には住めないなと。
結構頑張ったんですけど、正直無理とかたくさんしたんですけど、住む水が違うってもうどうしようもないじゃないですか、なのでやめます。

今までアガリスクの沈さんを好きでいてくれて応援してくれて、舞台上の私を観て笑ってくれたみなさんには本当に感謝してもしきれません。
みなさんのおかげで私はこの5年間、最後までほんとにハッピーでした。

もうアガリスクの人として感謝を返していくことは出来ませんが、これからもいろいろな形でみなさまに感謝を返して行けるように頑張ります。
今後とも沈ゆうこをよろしくお願いいたします。

2018年8月31日
沈ゆうこ